女性が仕事や家事を両立することは、忙しい毎日の中で非常に難しいことだ。その中でさらに自分の時間を作るためには、工夫も必要だ。

家事は家族で分担することが望ましいが、お互いに忙しい場合に無理にしようとすると、家族の中でも諍いが起きてしまう可能性がある。そんな時は無理せず、時短家電や外食、宅配サービスなどをうまく利用し、家事をしない日を作るとよいだろう。

小さな子どもがいる家庭では子育てにかかる時間も多く、さらに忙しくなる。仕事もしているママは平日なかなか子どもとゆっくり過ごす時間を取れないかもしれないが、その分週末に家族と過ごす時間を取るようにしたい。子育て中の場合、子どもが昼寝をしている間などに、ドラマを見たり本を読んだりちょっとした趣味の時間を持つと、心のゆとりが生まれるだろう。また、家族と共に楽しむことで、それもまた自分の時間になる。

自分時間というのは、もちろん1人で好きなことをして自由に動ける時間のことではあるが、子育て中であれば、子育ての慌ただしさから一瞬抜け出た時間も存在する。例えば、子どもと一緒にベビーカーで連れ立って散歩すると、春先には桜の花を見ることができる。桜の花の下で子どもとおやつを食べれば、最高の花見にもなる。季節の風景を通して子どもと触れ合う時間は、大切な自分時間になるだろう。

もちろん時間をうまく捻出し、1人の時間を過ごすことも大切だ。誰にも気兼ねなく自分の思うがままに行動できる時間も必要である。時短家事で捻出できた時間はたとえ短くても、心の豊かな糧となるに違いないだろう。